2016年4月24日日曜日

なぜ多くの企業がカンボジアへの投資・進出が増加したのか?#1






こんにちは、アンナキャムのアンナです。

前回ブログ日本とカンボジアの直行便がANA 46,400円にも記載がある通り、日本との直行便がいよいよ9月から開始されます。


私はカンボジアに来て4年目になりますが、同国がすさまじいスピートで成長を遂げていることを肌で感じております。日本貿易振興機構(JETRO)プノンペン事務所によると、カンボジア商業省に登録している日系企業は、2012年の170社から2015年には250社に増加しました。また、日系飲食店も2015年は約180店にも上り、私が進出した年である2012年からは、倍増しています。

なぜ多くの企業がカンボジアへの投資・進出が増加したのでしょうか。

理由は幾つかありますが、一番は、流通通貨が米ドルであることだと思っています。
カンボジアは、リエルという独自の通貨がありますが、金融・商業活動における取引で米ドルが広範に使用されています。



実際に、カンボジア国内経済が「ドル化」しており、日々の生活では主に米ドルを使います。田舎に行ってもドルが使えますし、コインがないので、その代りにカンボジア通貨のリエルを使います。ちなみに、リエルの対米ドル為替相場は、過去 10 年あまり、大体1USD=4,000リエル前後で安定的に推移しています。

「ドル化」が進んだ主な理由として、リエルに対する国民の信認が低く、米ドルの保有・支払・送金等に関する規制が少ないために、個人や企業がドルを使いやすいことが大きなポイントです。ドルで投資ができてドルで回収が出来ますので、為替リスクが軽減できます。

円安・円高のどちらに転んでも良いように、外貨資産を持ことで、賢く分散&リスクヘッジすることが大切です。

つづく